016.コピーワークのキモ!?
名古屋っていう土地柄、岐阜県や三重県も含む東海地方の広告業界で、コピーライターって言う職業、意外と育たないのですよね~。
この地域全体的に、広告の制作費に対する価値観が低い…、地域なのかもしれません。
大手の広告代理店や予算を持っているクライアントを掴んでいるライターは、ボチボチいるようですが、中々、苦戦しているコピーライターの方が多いのかもしれません。
一応、私もコピーライターと言う肩書きも持っていますが…。
一時は、ラジオ番組の放送作家と言う、肩書きを持っていた時期もありました。(笑)
でも、社会、一般的には、コピーが書ける人は食っていける。
コピーが上手くなければ、商品、サービスはうまく売れない。とも…。
Web環境の発達もあり、コピーは現代の錬金術と言わんばかりに、ウェブライティング入門なる書籍や同様なセミナーも多く開催されています。
確かに一理あります。
コピーライティング最強伝説!
大したことのない商品でも、「コピーが良ければ、商品も売れる!」と言う、妙な勘違いも広まっていませんか。
そんな訳ないですよね。
商品が持つ特徴以上のコピーを書くのは、ただの誇大広告です。
AC~に報告されてしまうかも…、詐欺になるかも?しれません。(笑)
コピーというのは、余すところなく、商品の良さや魅力を伝える技術、テクニックのことであり、ちょっと光っている石ころをダイヤモンドと言って売れるものではありません。
そして、最も重要なのが優秀なコピーライターは、例外なく文章力が秀でているのではなく、それ以前の「ツカミ」や気付き、企画力が上手です。
例えば、キャッチーな表現として、「リピート顧客を増やしましょう」と言うより、「お金を掛けずに、売上(利益)を増やす方法」とした方が、強いキャチー感を感じませんか。
表現の内容や真意は変わりませんが、お客さんが得られるベネフィットについて、その背景や一番プッシュして伝えたいツカミを変えた表現です。
これは、まさに、コピーライティングにおける企画力です。
広告物の制作においては、様々な部分で企画が隠れています。
この企画内容、ツカミを考えずに心理トリガーを文章に仕掛けるだけでは売れるようになるわけはありません。
コピーに、心理トリガーを仕掛けると売れやすくなる。
と言う見解は、企画として一理あります。
しかし、これは小手先のコピーワークで何とかなると言う、間違った認識を思い込んでいる人も多いかもしれません。
本当に売れるようにするためには、間違った認識に気付き、コピーが下手でも、ツカミのある企画力が重要です。
お客さんに「んっ!?」と思ってもらえる、感じてもらえる企画力を磨きましょう。
意外と自社の商品、サービスを今一度、トコトン深掘りして見ると企画のヒントが見えてくるかもしれませんね。
2020.02

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