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臨時004.こんな時だからこそ……足元を。【古野 徹】

コロナ自粛のトンネルに、明かりが見え始めた昨今、メルマガ・臨時号・P04を送ります。

 

定期的にメルマガを配信している私でも毎日、多くのメルマガを受け取っています。

 

その中で、是非、ご紹介したい主旨のメルマガがありましたので、その一部分(主旨の抜粋)をご紹介します。

 

自粛自粛に翻弄されている昨今、消費者は様々な不満が蓄積しています。

自粛、我慢の期間が長かった故、収束の兆候が見られれば、自ずと積極的な購買欲求に転じる可能性、要因を多く含んでいます。

 

先ずは、外でお酒を飲みたい、美味しいもの食べたい仲間たちと過ごしたい、などなど様々な欲求が喚起されます。

 

中でも欲しかったモノへの購買欲求はより積極的なものに喚起されるマインドは間違いないものと思います。
最近では、リベンジ消費とも言うらしいです。

 

買い物という購買行為は、人の欲求不満、解消の手立てとしても欠かせない消費者行動でもあります。

しかし、このコロナ禍では、当然、欲しくても叶わない方々も多く存在してしまうことも確かですが…。

 

ところで、マーケティングを修学する上で、よく取り上げられる、一つの事例があります。

 

それは、

1974年の第一時オイルショック時の事例です。

事象の その後、成長した企業、成長できなかった企業の分析例として、よく取り上げられる参考事例です。

 

この大不況によって、多くの企業が倒産した事例も有りましたが、逆に、この不況を乗り越えた企業は、その後、大きく成長を遂げたと言われています。

 

その違いは何だったかと言う分析として、

 

「不況にもかかわらず、広告を出し続けたかどうか。」と言う、たった一つの違いであった。

との分析だったそうです。

 

つまり、広告を出し続けて「攻め続けた」会社が成長し、「守りに入って」広告を止めた会社は、消費者から忘れられてしまい、その後、成長出来なかったそうです。

逆に、広告を出し続けた企業は、競合が減った分、その印象が強くなったと言う効果も有ったそうです。

 

46年前の当時と現代、今回のコロナ禍のケースを同様に比較するには難しい点も多々有ります。

 

しかし、基本的なマーケティングの観点として、あながち頷ける点も多いのではないでしょうか。

 

当然、お伝えしたい趣旨として、過度な広告投下をすると言うのでは有りません。

敢えて、ポジティブな、アグレッシブな視点も必要ではないでしょうかということです。

 

特にメディア環境が発達している現代、アクションを起こしたいと思っても、その施策内容とタイミング、表現内容や過度な露出によっては、反作用の可能性もあり、今回のコロナ禍では、慎重な対応も必要です。

 

そこで、今後のマーケティング戦術のポイントとして、以前にも、注目して頂きたいと申し上げた

「コンテンツ・マーケティング」の施策をあげたいと思います。

 

この施策の
基本コンセプト、テーマ、フレームは、

 

(1) 見込み客を集めて、メールアドレスなどの基本情報を収集

(2) コミュニティを形成してブランディングを施策

(3) 顧客へ育てて購買行動へ導き、固定客化する

 

この3つが基本フレームです。

このプロセスを、メルマガやオウンドメディアを用いて、また、SNSなども活用して、コンテンツの力を利用して構築していくマーケティング施策です。

 

例えば、収束の兆候後に、貴社が何らかのキャンペーンやプロモーション、その他、各種近況報告、等々、広報、広告、販促 などの展開を施策する場合、

仮に、プッシュ型マーケティング施策の一つとして、SNSの利用を想定した場合、

特に、このコロナ禍の中では、悪意のある解釈を伝播されてしまう可能性、リスクも含んでいます。

 

「安全対策など、万全な対策を講じています…」

などの広報的な情報も悪意に導こうとする関係の無い輩もいることも実情ですよね。

 

そう、今、社会問題化している「自粛警察」なる輩です。

 

しかし、もし、お客様の顧客情報を有していれば…。

 

コンテンツ・マーケティング などの施策により

自社のコミュニティによって信頼を獲得しているリスト

つまり、「ホット リスト」には

 

(リストの分類についてはまたの機会に)

 

その真意を伝え易く、的確で確実なリーチやアクションが可能です。

 

しかも、短時間に、ほぼリアルタイムに、より効率的で効果的に、プロモーションの展開が可能になります。

しかも、その投資効率も効果的なことも言うまでもありません。

 

コンテンツ・マーケティングという施策フレームの本質、趣旨を今一度、ご理解頂くことをお勧めします。

 

新たなビジネス・スタイルやビジネス・スキームの提唱も叫ばれていますが、

こういう時であるからこそ、先ずは、自社の足元を見つめ直し、これからのプロモーションの在り方についても、マーケティング分野においても、リスクマネージメントの観点からも、是非、この機会に更に ご興味を頂く視点を持つ事も改めてお勧めします。

 

長文で、恐縮です。

 

 

 

2020.05

 

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