040.続きがあった!?「やってみせ…」【古野 徹】
この間、色々と、ネットで調べ物をしていた時のことです。
偶然、見覚えのある言葉がヒットしました。
「やってみせ、
言って聞かせて
させてみて、
誉めてやらねば
人は動かじ」
そう、第二次世界大戦での大日本帝国海軍、第26、27代連合艦隊司令長官、山本五十六の言葉です。
マネジメントや管理職向けの名言としても、よく取り上げられることもあります。
ところで、これとよく似た言葉として
「率先垂範」と言う四文字熟語があります。
人の先頭に立って物事を行い、模範を示すこと。と…
とくに、山本五十六の名言「やってみせ」と意味合いが被ってきますね。
私も若い頃は、よく先輩や上司から、また、亡くなった親父からもよく言われた記憶があります。
でも、本当に、何でもかんでも“ やってみせ ” れば…、いいのでしょうか。
と感じるのは私だけでしょうか。
昨今では、察すると言うか…、言葉や行動の裏や、真意を読み取ろう、汲み取ろうと言う意識や想像力が希薄な現代、忖度ではありませんよ。(笑)
細かなことまで指導指示しなければならないことが多い、昨今でもあります。
“ やってみせた ” ことで「たいしたことないな~」なんて思われたら、本末転倒にもなりかねませんよね。
そう思われるなら、いっそ、最初から任せてしまうのも一つの方法でもありますよね。
何が言いたいかと言うと、この山本五十六の名言には続きがあった事を知りました。
その続きとは、
「話し合い、耳を傾け承認し、任せてやらねば人は育たず」
さらに、
「やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば人は実らず」
と…頭の名言ばかりが一人歩きしていた、ことに気付かず、疑問を持って更に深掘りせず、真の意味を間違っていた事を…恥ずかしく思いました。(笑)
反省です。
そして、山本五十六は、何でもかんでも率先垂範しなさいとは!?言っていなかったのですよね。
改めて、
やってみせ
言って聞かせて
させてみて
誉めてやらねば
人は動かじ
話し合い
耳を傾け承認し
任せてやらねば
人は育たず
やっている姿を
感謝で見守って
信頼せねば
人は実らず
深いですね…。
因みに、山本五十六と言う人は、最も戦争に反対した1人でもあったそうです。
恐縮です。
2020.08

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