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041.3つのリスト!分析していますか。【古野 徹】

以前、是非、注目して頂きたいマーケティング戦術として、

「コンテンツ・マーケティング」についてお話ししました。

 

この施策の基本コンセプト、テーマのフレームは、

 

(1) 見込み客を集めて、メールアドレスなどの基本情報を収集

(2) コミュニティを形成してブランディングを施策

(3) 顧客へ育てて購買行動へ導き、固定客化する

 

この3つが基本フレームであり、このプロセスを、メルマガやオウンドメディアを用いて、また、SNSなども活用して、コンテンツの力を利用して構築していくマーケティング施策です。とお話ししました。

 

この中で、

(1) 見込み客を集めて、メールアドレスなどの基本情報を収集

 

つまり、リストを集めるというプロセスです。

 

このお客さんのリストの分類についてのお話しです。

 

以前にもお話ししました様に、自社のコミュニティによって信頼を獲得しているリストを「ホット リスト」と言いました。

マーケティングを施策する上で目指す大きな目的の一つとして、当然、このホットリストを獲得することです。

つまり、前述した様なプロセスによって、固定客化することを指しています。

 

顧客リストとか、よく「リスト」という言葉を使うことも多いとは思います。

しかし、この「リスト」は大別して
3つの属性に分けられます。

 

・「ホット(hot)リスト」
・「ワーム(warm)リスト」
・「コールド(cold)リスト」

 

それぞれの属性のイメージとしては

 

・「ホットリスト」
★ブランド力が構築されていて、貴社の熱狂的なファン

 

・「ワームリスト」
★一応、社名だけは覚えていてくれているお客さん

 

・「コールドリスト」
★メールを送っても、何かをオファーしても全く反応しない、つまり、凍りついているお客さん

 

人間関係もこんな風に、大別できるかもしれませんね。(笑)

 

しかし、企業の中でマーケティングや販売、様々な施策検討において語られる時は、上記3つをただの「リスト」として表現されてしまいがちです。

 

いかに、売上を上げるべきかを考える時、自社の保有するリストを評価する時などそれぞれの属性を知ることで、属性を分析することで、施策構築、企画検討する上でも、それぞれの属性にあった、適切で的確なアプローチやリーチが可能となります。

 

また、状況分析をする上でも、自社のビジネスが上手く行っている時は、この「ホットリスト」を多く保有しているということで、

逆に上手く行って無い時は、保有するリストがほぼ「コールドリスト」って言う場合が多いのです。

よく、リストが死んでいるとも言われます。

 

ホットリストには、その真意も伝え易く、的確で確実に、しかも短時間でのリーチやアクションが可能です。
また、より効率的で効果的な、そして、リアルなプロモーションの展開も可能です。
その投資効率も良好なのは、言うまでもありません。

 

コンテンツ・マーケティングという施策フレームの本質、趣旨はこの、「ホットリスト」をいかに集め、構築していくかがテーマの一つであります。

 

昨今、ウイズコロナとか、アフターコロナとか言われ、非接触型ビジネスとか、ズームとか、スカイプとかが、よく話題になります。

 

新たなビジネス・スタイルやビジネス・スキームの提唱も叫ばれていますが、

これらの思考は、リストが「ホットリスト」があって初めて功を奏するのであって、先ずは、自社にとってのホットリストをいかに構築していくかを考えるべきではないでしょうか。

 

そもそも、自社にリストはあるのだろうか、その属性はどうなっているのだろうか、自社の熱狂的なファン、ホットリストは、存在するのだろうか等々…、先ずは、リストについて考えるべきです。

 

こういう時であるからこそ、先ずは、自社の足元を見つめ直すことから始めて見ませんか。

 

 

 

2020.08

 

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