039.気になるのは誰の目?ですか。【古野 徹】
まだまだ、先行きの不透明感が募る今日この頃。
これまでの事業展開においても大きな転回や変革への挑戦を迫れている。
現状を打破し、更に、ビジネスを加速させようと思えば、何か新しい事へのチャレンジも欠かせない課題の一つではないでしょうか。
新規事業へのチャレンジ。
でも、新しいことに挑戦するときは、どうしても躊躇してしまう事も珍しくありません。
私もこの、マーケティングに関するコンサルティング事業に取り組んでみよう、挑戦しようと考えた時も、毎日、色々な思いがめぐり実際に一歩踏み出すまでに、大変、躊躇しました。
チャレンジには、失敗への不安がつきまとうもの。
誰にとっても、絶対に失敗は避けたい。
考えれば考えるほど、不安感が堂々巡りしていきます。
つい、二の足を踏んでしまいます。
では、ちょっと目線を変えてみましょう。
「何故、失敗が怖いのか」
こんなことを考えてみたこと、ありますか?
どんな答えが思い浮かびましたか。
恐らく、大半の方は、突き詰めていけば、同じ様なことに辿り着くのではないでしょうか。
それは、「人の目を気にしている」からじゃあ…、ありませんか。
それは違う。
他人の目を気にしているのではなく失敗して、倒産したり、食べる事も、ままならなくなってしまうから、それが、怖いからと、思ったりしています?
でもやっぱり、冷静に考えてみたら「人の目」を気にしていませんか。
ただ、食べられればというならば、極論を言えば、ホームレスになってでも、コンビニの廃棄弁当を拾って食べる事もできるかもしれません。
あくまでも極論ですが…。
また、誰かに頭を下げて、ご馳走してもらう事だって可能かもしれません。
恥ずかしい姿を見られたくない。
他人に頭を下げてまで、ご馳走して貰うなんて、あまりにも格好悪い。と思いますよね。
それって、やはり、「他人の目」を気にしているからではないでしょうか。
「他人の目」、その「誰かの目」って、具体的には誰?のことなのでしょうか。
冷静に、突き詰めて考えてみると、せいぜい、2、30人くらいの知人の人たちではないでしょうか。
多くても50人はいないのでは…。
家族や友人、異業種交流会などで知り合った友人たちとか…。
先日、私が参加した異業種交流会でのセミナー。
その日、登壇された方は、その会の会員で、今、そこそこ、大きな、新規事業に挑戦中の方でした。
その新規事業への取り組みをフックに話した講演のテーマ、趣旨としては、
コミュニティを作って、個人として、会社としてのブランディングをする。
そして、「人目を気にしないで」チェレンジする!という様な趣旨、テーマだったと解釈しました。
それでは、気になる他人の目。
「この人の目かな?」、「あの人の目かな?」と思い当たる人の名前を書き出してみてください。
そして、その人達に何と言われるのが嫌なのかも書き出してみてください。
その結果、新しいことへチャレンジする時、何かきっと、気付きがあるはずです。
是非、試してみてください。
2020.07

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